» 2015 » 5月 » 13のブログ記事

毎度このフレーズで申し訳ないのですが…

ご挨拶遅くなってしまいましたが、ラフメーカー2015・春『面影橋で逢いましょう』無事終演致しました。

ご来場頂きましたお客様、誠にありがとうございました。

連日沢山のお客様に来て頂け、また立ち見や桟敷等見ずらい日も最後までお付き合い頂き、本当に感謝しております。

昭和チームの写真です。
勿論小鶴は昭和です。

昭和生まれ、平成生まれの俳優さんだけの座組でダブルキャストというのに拘って今回企画した作品でしたが、本当に何かを生み出すというのは大変な事なんだなぁと、今回も実感させられました。

平成生まれのキャストさんチームです。
同じ脚本なのに全然違う作品になりました。

1人1人、キャストさんが毎日あーでもない、こーでもないと、試行錯誤してくれて、各々が絞り出してきたものが、練り上げてみると、全く違う色の作品になる。

どちらの座組にも苦悩や喜びがあって、演劇ってやっぱりどんなにやってきても、計画しても、やってみないと、組み上がってみないとわからないんだなって。思います。

例え想像していたものとは違っていたとしても、出来上がった作品の方が必ず私の頭の中なんかよりよっぽど複雑で奇妙で魅力的だなって。

毎回予測通りだったら、私の性格上おそらく芝居辞めてたと思います。

そりゃ、1人ならともかくキャストみんなで、しかも公演期間になれば、お客様とスタッフみんなで作り上げるんですもの。

思い通りにならないよね。
それが面白く愛おしいのです。

だから自分の精一杯や経験値に自惚れてなんかいられないのです。

毎回ちゃんと向き合えば、新鮮な発見に出会える。

はい。
少し頑張って書き過ぎました。

毎回、とにかくその時はがむしゃらで全力疾走です。
難産な作品程愛おしいのかもしれませんね。

というか可愛くない子なんていやしないんだから、関わってこれた作品は皆等しく愛おしいなって思えるものです。

その時はそんな余裕ありませんが。

お客様には、もし気に入って頂けましたら幸いです。
素直に嬉しいです。

好みに合わなかったお客様はごめんなさい。
もっと頑張ります。

不出来な子だと思われたら、産み出した親の責任ですので、本当にごめんなさい。

しかし不出来な子でも、親としては可愛いもので、親のエゴだといわれるのは重々承知ですが、ほんの少し、ほんの少しで良いのでお時間下さい。

親として努力を重ねて、必ずや立派な子に成長させてみせます。

そんな気持ちです。
演劇って子育てに似てるのかな?

よくわかりませんが、そんな気持ちです。
思い通りにならなくても、ワクワクしないステージなんて無かった。

人前に出す時はどんなに努力しても不安で緊張するし。
その時は必死にベストな道を選択してるつもりだし。

でも過ぎてからあーすれば良かったのかなぁとか、考えてしまうし。

今回もそんな愛おしい作品と座組でした。
観に来て下さったお客様、愚息を最後まで見守って下さり誠にありがとうございました。

褒めて伸ばして下さるお客様も、叱って下さったお客様も、この作品に関わって頂けた事が本当にありがたい事で、尊い事です。

誠にありがとうございました。

ズラズラ書き過ぎましたが、本当は時間とお金とエネルギーを割いてこの作品に関わって下さった、お客様と共演者、スタッフ一同に感謝の言葉を述べたいだけなのです。

本当にありがとうございました。

今後とも何卒よろしくお願いします。

小鶴璃奈